このたび、第53回九州内分泌外科学会会長を仰せつかりましたこと、大変光栄に存じます。私自身は平成16年に第41回九州内分泌外科の会長を務めさせて頂き、今回が12年ぶりの2回目の会長ということになります。広い外科領域の中で、乳腺・内分泌外科領域に長年スポットを当てていただいておりますことにつきまして、九州・沖縄地区の外科学会関係者の皆様に感謝いたします。
さて、この地区では乳腺関連の学会開催が目白押しです。平成28年9月には久留米大学の山口 倫先生が第14回アジア乳腺疾患会議を、同年11月には久留米総合病院の田中真紀先生が第26回日本乳癌検診学会学術総会を開催なさいました。また、平成29年7月13〜15日には第25回日本乳癌学会学術総会を不肖私が主催いたします(福岡マリンメッセがメイン会場となります)。すなわち、九州・沖縄地区のこの領域の学会活動は全国から見てもたいへん注目されており、その中で、九州内分泌外科の占める役割も非常に大きいと考えられます。特に、本学会は若手の先生方の登竜門として位置づけされていますので、研修医、専攻医の先生方に積極的にご参加頂きますよう、お願い申し上げます。九州内分泌外科学会としてのプログラムの中心は平成29年5月26日(金)、27日(土)の2日間のうち第一日目です。一般演題だけではなく、学術セミナーや基礎研究領域における発表のセッションも用意する予定です。
5月の熊本は、新緑から深緑へ変わるまさに薫風の候であり、私自身も最も好きな季節です。さらに、熊本地震からの復興の途にあります熊本の姿を見ていただきたいと思います。是非、多くの先生方にご発表、ご参加頂きますよう、皆様のご来熊を、教室員同門一同、心よりお待ちしております。 |